EOS M用フォーカルリデューサーメモ
前書き
ミラーレスの魅力のひとつがフランジバックの短さから来る各種レンズアダプタの豊富さです.
その中にただレンズを取り付けるだけでなく面白い機能を加えたアダプタもいくつかありますが,今回取り上げるのはフォーカルリデューサーという機能です.
フォーカルリデューサーは取り付けたレンズの焦点距離を短くする機能で,これを内蔵したアダプタを使うことでAPS-C機でもフルサイズ機に近い画角を得ることができます.
普通のアダプタと合わせて持てば,ひとつのレンズでふたつの焦点距離が楽しめるわけです.
というより,フルサイズ機に近づくことでレンズ本来の画面が得られるという考えの方が近いかもしれません.
というわけでM42レンズをEOS Mで使う時に,どうにかフォーカルリデューサーが使えないか調べてみました.
続きを読むSuper-Takumar 28mm f3.5 前期型を(大した道具を使わず)カビ取り
前書き
カメラ店のジャンクコーナーでタイトルのレンズを見つけました.絞りが16までのタイプです.
鏡筒は綺麗でレンズ表面に傷もありませんでしたが,内部にそこそこ繁殖したカビが有りました.
加えて後ろのカニ目に分解の跡が.しかし絞りの動作に問題はなく,ダメージは大きくないだろうと買って帰りました.
帰宅後ライトを当てて調べたところ,カビは後玉群の内の絞りより前側のレンズで繁殖しているようでした.
おそらく前の所有者はレンズの後ろから直接後玉を攻め,絞りに阻まれて修理を断念したのでしょう.
そこでこちらのページを参考にしながら前玉から順当に分解していくことにしました.
Super-Takumar 28mm F3.5 分解・レンズ清掃 | てぃsぉんっごおどぃでのページ
こちらは後期型のようですが,手持ちのレンズと大きく手順は変わりませんでした.
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